コロンバンを知る
『Bonbon』は、弊社が銀座に本店を構えておりました1958年に発刊された小冊子です。1921年菓子修行のために単身フランスに渡航した創業者の門倉は、修行先のフランスで、店舗をオープンした銀座の地で、様々な文化人、経営者、芸術家の皆様と交流を深めました。皆様が寄稿してくださった『Bonbon』を、この場を借りて少しずつ紹介させていただきます。垣間見える当時の情景をお楽しみください。
弊社創業者門倉国輝の妻くらが、日々の出来事や気持ちを綴ったエッセイです。今回は、國輝がフランス修行中に起こった、我が子の早すぎる死についてしたためています。
深い悲しみを経験したくらですが、その後3人の子供を育てあげ、コロンバンにおいても、多くのスタッフ達を支え盛り立てました。いつも笑顔で慈愛に満ちたくらは、スタッフ達からも本当の母のように慕われていたそうです。
*エッセイには、現在では不適切な表現が含まれますが、作品のオリジナリティを尊重し当時のまま掲載しております。
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